今年の英語リーディングは一言『スパイシー、捻り。やっちゃえ○○』。予想したように大問3で潮目が変わった。常々、TOIEC L&R公式問題集など多彩な英文で対策をしていた教え子たちは、多少焦ったかもしれぬが対応しきれたのではないか。しかしながら、大問5も6も従来のセンター/共通テスト過去問ベースで対策の受験生には厳しい内容だった。まさに『スパイシー、捻り。やっちゃえ○○』。
ひょっとすると第2問のBのtravel insuranceについての出題で、保険について知識が欠落している場合には解答につまった受験生もいるかもしれない。高校生には非常にわかりづらい内容であったことはたしかだ。Retrospectiveなどの重要(太字の)単語も意味を知っていた受験生は少なかったと推察される。単語も難易度が上昇(真面目に取り組む生徒にはかなり厳しい)『スパイシー、捻り。やっちゃえ○○』。
リスニングが易化していたといえ、「sure」を“シュア”ではなく例外的な“ショア”で発声するなど随所に『スパイシー、捻り。やっちゃえ○○』が見られた。
共通テストの果たす役割にもある「平成 21年告示高等学校学習指導要領において育成することを目指す資質・能力を踏まえ、知識の理解の質を問う問題や、思考力、判断力、表現力等を発揮して解くことが求められる問題を重視した問題作成を行います」とあるがそれが今回の問題かと鑑みると甚だ疑問を感じる。
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